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一青窈 アジアンカバー曲の全て
筆者はこれまで”台湾”や”中国語”、そして”David Tao”という独特の角度からアーティスト・一青窈を見てきたが、そんなアジアとの(音楽活動的な)つながりをこのあたりで再び持って欲しいという気持ちを込めて、過去に何人かの一青窈ファンの方からリクエストされてきた記事をUPしたい。
一青窈の楽曲をカバーする日本のアーティスト…有名なのは「ハナミズキ」をカバーした徳永英明、そして同曲を”セルフカバー”した作曲者のマシコタツロウといった面々だが、日本を飛び出しアジア全体で彼女の楽曲がカバーされている事は意外に知られていない。今回は、現在筆者が知り得る限りの一青窈アジアンカバー曲をご紹介したい。(一青窈のアジアンカバー曲を他にご存知の方はぜひご一報を!) ●もらい泣き 現在韓国で活躍する女性シンガー나나(Nana)によって2005年4月に韓国語でカバーされている。韓国語タイトルは「흐노니」(フノニ[憧憬])、同名のデジタルアルバムに収録。 この나나というアーティスト、実は福田奈々という日本人。15歳の時に初めて韓国へ行き、以後韓国文化に興味を持つ。高校卒業後都内のクラブで歌手として活動していた所を韓国の音楽プロデューサー、リュ・ジョンスにスカウトされ、韓国デビューが決まった。 「もらい泣き」の韓国語カバー「흐노니」はまさにそのデビュー曲。日本人ということを感じさせない韓国語発音の正確さとパワフルな歌唱力で、日本語のオリジナルに引けをとらない仕上がりに。ちなみに「흐노니」はフルヴァージョンの”Original”とショートヴァージョンの”Radio Edit”の2種類がある。 普段は音源などにリンクを張るのは忍びないが、デジタルアルバムということでハングルを理解していない人には入手困難な音源なので、聴いてみたいという方は↓のURLへ。ちなみにリンク先に書かれているのは「흐노니」の歌詞。 http://bbs3.finance.daum.net/griffin/do/10008/read?bbsId=10008... ![]() ![]() (左)나나(Nana) (右)デジタルアルバム「흐노니」ジャケット写真 ●心変わり 一青窈のデビューアルバム「月天心」に収録されている、筆者お気に入りの一曲。L.A.出身の男性Hiphop/R&Bシンガー・孔令奇(Jeffrey Kong/ジェフリー・コン)によって、上述の「もらい泣き」カバーよりも早い2003年6月1日に中国語(北京語)でカバーされたのだが、この曲もオリジナルに負けない秀逸な出来となっている。曲名は「來看你」(君に会いに来たよ)、セカンドアルバム「World Peace」に収録。 孔令奇はABC(American Born Chinese : アメリカ華僑)で、北京大学に中国語を学びに来ていたところを音楽プロデューサーの小蟲にスカウトされ、後に台湾でCDデビューすることとなった経歴を持つ。自称「孔子76代子孫」とのことだが、孔子の子孫は中国に多数存在するので取り立てて稀有な存在というわけでもない。 個人的にこういうタイプの男は苦手だが、R&Bシンガーとしての彼は大いに評価したい。C-POPにおいては女性曲を男性がカバーするとオリジナルの良さが奪われがちだが、オリジナルに忠実なアレンジながらも孔令奇らしさの出た良い曲だ。 この曲には、本人出演のMV(Music Video)がある。映像がDVDなどで市販されていないため台湾のカラオケボックスでしかお目にかかれないが、オンラインで配信しているサイトを見つけたのでご紹介したい(リンク切れの際はご容赦を)。オリジナルヴァージョンとはまた一風違ったJeffrey版「心変わり」をぜひ一度聴いてもらいたい。 http://www.tudou.com/programs/view/xjvlBPk3zlA/ ![]() ![]() (左)孔令奇 (右)「World Peace」ジャケット写真 ちなみに「心変わり」がカバーされていたことについて一青さんご本人は「気付いたらカバーされていた」とのこと…カバーって意外とあっけなくされるものらしい。 ●かざぐるま またしても筆者のお気に入りの楽曲がカバーされているので嬉しい限りだ。静岡県下田で撮影された、日本風で美しいオリジナルPVが印象深い一曲だが、シンガポールの実力派女性歌手・蔡淳佳(Joi Tsai/ジョイ・ツァイ)によって中国語(北京語)でカバーされている。曲名は「等一個晴天」(晴天を待ってる)、2006年11月16日に台湾で発売されたアルバム「淳佳精選17首」に収録されている。 同アルバムにはBegin「涙そうそう」のカバーもあり、日本人にも馴染みやすい1枚だ。 オリジナルでは”かざぐるま”がテーマだが、中国語カバーでは感情を糸の切れた”凧”に例えているのが興味深い。 このカバー曲にもMVが存在するのでご紹介(リンク切れの際はご容赦を)。MVが存在するということは、ある程度力を入れてリリースされている曲に違いない。台湾やシンガポールのカラオケボックスでも「かざぐるま」が中国語で歌われ愛されているということだろう。 なお、MVでは作曲者が”一青窈”となっているが、後に”Yo Hitoto・Satoshi Takebe”と訂正されたヴァージョンも作られている。いずれにしても作曲は武部聡志氏で一青窈本人ではないのだが、オリジナルは一青窈の楽曲であるということを強調したかったのだろう。 http://www.tudou.com/programs/view/xQ4T06zTtpg/ ![]() ![]() (左)蔡淳佳 (右)「淳佳精選17首」ジャケット写真 2007年9月19日にニューシングル「つないで手」をリリースした一青窈。それに伴う入場者少数限定のアコースティックライブツアーなど、ひさびさに大きく動き出す彼女の今後の活動が楽しみだ。今後も彼女の曲がアジアでカバーされ愛され続けることを期待したい。 最後に、wuyueさんがブログで9月20日(一青窈の誕生日)に行われた新宿HMVミニライブのレポを書かれているのでTB。程よい長さでとても読みやすいので、行けなかった方はぜひご覧を。ちなみに筆者もこの日はどうしてもはずせない仕事があって行けなかったのが残念… http://wuyue.exblog.jp/7470739/ by asianblog | 2007-09-24 15:24 | 音楽
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